「那覇ジュニアオーケストラ第10回定期演奏会」報告

琉球フィルハーモニックオーケストラ

「那覇ジュニアオーケストラ第10回定期演奏会」報告

8月13日(日)与那原町上の森かなちホールにて、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 首席ホルン奏者&指揮者のオンドジェイ・ヴラベッツさんを招いて「那覇ジュニアオーケストラ第10回定期演奏会」を開催しました。当初は8月6日に開催を予定していましたが、台風の影響で1週間延期しての開催となりました。

第1部では本公演のために作曲家の新垣 雄さんに委嘱した「ホルンとオーケストラのための『Okinawa Nostalgia』」を初演しました。沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」のメロディーをモチーフに、ヴラベッツさんの技巧的で豊かな音色に包まれながら、那覇ジュニアの子どもたちも素晴らしい響きを醸し出していました。(公演の様子はこちらをクリック)また、ヴラベッツさん指揮による「チェコ組曲」から「前奏曲」「ポルカ」「フィナーレ」を演奏しました。チェコの独特な節回しやリズム感など丁寧にご指導いただき、本番では音楽的で迫力のある演奏となり、満員の客席から大きな拍手が沸き上がり、子どもたちは満足した表情で観客に応えていました。今回はOBの参加も多く第1部の最後に「ジュ・トゥ・ヴー」「花」をOBで披露してくれました。

第2部では弦楽器選抜メンバーでモーツァルトの「ディヴェルティメントK.136」全楽章を見事に披露し、これまでの成長を感じさせる演奏でした。後半は「タイプライター」「シンコペイテッド・クロック」、観客に金床を叩いてもらい演奏した「鍛冶屋のポルカ」。映画「魔女の宅急便」より「海の見える街」などリラックスして楽しめる曲と、アンコールには「星に願いを」を演奏し、団内のオーディションで選ばれたイ・ジュビンさんのピアノソロとオーケストラに大きな拍手が送られ、無事に終演いたしました。公演をとおして子どもたちはまたひとつ成長したようです。

公演開催にご協力いただきましたオンドジェイ・ヴラベッツ様、与那原中学校様はじめ多くの皆様に心より感謝申し上げます。