琉球フィルについて

琉球フィルハーモニックオーケストラ

ご挨拶

琉球フィルハーモニックは「音楽と共にまちと響きあう」を理念に、2009年よりプロのオーケストラとして演奏活動をスタート。2012年7月より一般社団法人 琉球フィルハーモニックとして新たな一歩を踏み出しました。
オーケストラという演奏形態は、ヨーロッパの音楽文化が世界へ拡がり、多くの国で組織され、その地域の文化、教育、国際交流などに貢献しています。それゆえ、オーケストラの水準は、その国や地域の文化レベルを知るためのバロメーターになることも少なくありません。沖縄の優れた文化に世界の多くの方が触れてもらうためにも、優れたオーケストラの存在は必要不可欠と考えます。そのために、子どもたちの育成を目的とした「那覇ジュニアオーケストラ」を2013年に設立。さらに音楽による子どもの居場所づくりとして2016年から「ジュニアジャズオーケストラおきなわ」の活動を行っています。
今から約500年前、琉球は主に東アジアとの交流をとおして、独自の素晴らしい文化を育み、その流れは現在でも脈々と受け継がれています。その歴史の中で培われてきたアイデンティティーと感性は、音楽の中にも『独特の温かさ』として表れていると評されます。
琉球フィルハーモニックは、沖縄の歴史を紡いできた先人達の「肝心(ちむぐくる)」を大切に、グローバルな交流をとおして、次の時代の音楽文化を築いてゆく礎となるよう、そして琉球フィルにしか醸し出せない音楽を目指して活動してまいります。

一般社団法人琉球フィルハーモニック 代表理事 上原 正弘

上原 正弘プロフィール  那覇市出身、小禄高等学校卒業。尚美音楽短期大学卒業。1985年20歳で(公財)仙台フィルハーモニー管弦楽団に入団、1997年までホルン奏者を務める。1997年帰沖。1997年~2002年東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団首席ホルン奏者を務める。2000年度第35回沖縄タイムス芸術選賞「奨励賞」受賞。これまでに5回のソロリサイタルの開催、コンサートの企画・運営や琉球新報「音の小箱」、沖縄タイムス「島風」の連載コラムを担当。2005年から2019年までエフエム那覇 音楽番組「琉球フィルスタイル」のパーソナリティーを務めるなど多岐にわたる活動を行う。現在、一般社団法人 琉球フィルハーモニック代表理事、琉球フィルハーモニックオーケストラ代表、那覇ジュニアオーケストラ・ジュニアジャズオーケストラおきなわの各団長を務める。沖縄県文化芸術振興審議会委員、那覇市文化行政審議会委員、那覇市協働大使、仙台フィルハーモニー管弦楽団 団友。


名   称  一般社団法人 琉球フィルハーモニック Ryukyu Philharmonic General Incorporated Association

役   員  代表理事:上原 正弘

                    専務理事:上原 玲子

         理事:稲垣 純一、金城 一也、當間 保、樋口 貞幸、渕辺 美紀

       名誉顧問:夏野 剛    顧問:恒川 洋子   相談役:佐久本 真智子、宮里 捷

設立年月日  2012年7月2日 (任意団体として2009年10月より活動を開始)

定   款  こちらをクリック

事 業 内 容

当法人は、交響管弦楽の演奏等により、音楽芸術の普及及び向上を図り、文化芸術の振興発展、国際交流に寄与すること、また地域社会への貢献を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。
(1)琉球フィルハーモニックオーケストラ及び、那覇ジュニアオーケストラの編成、維持、管理、運営に関する事業
(2)交響管弦楽等の演奏、公演、研究に関する事業
(3)青少年、愛好者等の音楽鑑賞及び演奏等に関する指導、研修、音楽芸術の普及啓発の事業
(4)交響管弦楽、音楽芸術の演奏活動を通した国際交流事業、国際支援事業
(5)交響管弦楽、音楽芸術等に関する演奏会、公演会、研修会、その他各種イベントの企画、開催、音楽芸術 活動に関する人材の育成、支援、助成事業
(6)音楽芸術に関する各種の書籍、出版物、著作物、啓発用品等の制作、販売
(7)児童福祉法に基づく障害児通所支援事業(児童発達支援事業所・放課後等デイサービス事業所)の経営、保育所等訪問支援事業の経営、障害児相談支援事業の経営
(8)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)に基づく一般相談 支援事業の経営、特定相談支援事業の経営
(9)その他前各号の目的事業に附帯、関連する事業

事   務   所  〒901‐0156 沖縄県那覇市田原1-12-6


一般社団法人 琉球フィルハーモニック

一般社団法人 琉球フィルハーモニックはプロ音楽家の活動として「琉球フィルハーモニックオーケストラ」「琉球フィルハーモニック ジャズプレイヤーズ」と、子ども達の育成活動として「那覇ジュニアオーケストラ」、音楽による子どもの居場所づくりとして「ジュニアジャズオーケストラおきなわ那覇ウェスト」の運営を行っています。

琉球フィルハーモニックオーケストラ

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一社)琉球フィルハーモニックが運営している「琉球フィルハーモニックオーケストラ」(代表/上原 正弘)は「地域社会に貢献するオーケストラ」を活動理念として2012年7月に設立(2009年より琉球フィルハーモニー管弦楽団として活動)。正指揮者にブリッツ・フィルハーモニック・ウインズ音楽監督の松元宏康、ゲーム音楽ディレクターに数多くの人気ゲームを手がける坂本英城(作曲家/指揮者)、指揮者に指揮活動のみならず、IT分野においてスーパークリエータ認定を受けるなどIT×音楽分野で活躍する後藤正樹を迎え、優れた演奏家とのネットワーク、最新のIT技術によるメディアアート、新しい視点での企画で、沖縄から音楽の多様な素晴らしさを発信しています。これまでに、ホールや美術館との企画コンサートやオペラ公演演奏、スクールコンサート。また、2015年から4年にわたり沖縄県より委託や補助により「県民クラシックコンサート」を毎年開催、これまでに県内離島を含む12カ所で公演し好評を博する。2016年8月に開催された「OCC創立50周年記念コンサート」では後藤正樹の開発した音楽アプリ「Percus」を使用して観客がオーケストラの演奏に参加したり、音楽に合わせて幾何学的な映像を映し出すITを駆使した演出が話題となった。また2014年3月浦添市てだこホールにてゲーム音楽フェスティバル「沖縄ゲームタクト2014」を2日にわたり開催。2019年12月、障害者を対象としたオーケストラ公演「美(ちゅ)らサウンズコンサート」(文化庁主催)を実施し話題となり、そのノウハウをまとたガイドブックを全国の社会福祉協議会・主要ホール・主要オーケストラ等に配布。その他にも県内外のアーティスト(サラ・オレイン、HY、しゃかり、新良幸人 等)との共演や「RBCソング」のリニュアル録音や情報番組「NAOMIのちょっとミチクサしませんか?」の音楽を担当するなど、多岐にわたる演奏活動を行っている。

琉球フィルハーモニックジャズプレイヤーズ

「琉球フィルハーモニック ジャズプレイヤーズ」は2018年より活動をスタート、ディアマンテス、琉球チムドン楽団などで活躍している県内トップジャズミュージシャンで構成されています。ジャズのグルーブ感あふれる熱い演奏が特徴で、全国で活躍している実力派ボーカリスト 安富祖 貴子を迎えたコラボレーションは定評があります。これまでに南北大東島、与那国島、座間味島、渡嘉敷島にてコンサート&ワークショップを開催し好評を博しました。(伊是名島、伊平屋島、粟国島、大宜味村はライブ配信を行いました)


那覇ジュニアオーケストラ

一社)琉球フィルハーモニックが運営する「那覇ジュニアオーケストラ」は、2013年10月より活動をスタートしました。
団員は那覇市および県内各地の小学生から高校生で構成され、学校や学年の垣根をこえて「思いやり」と「感謝の心」を大切に、音楽活動を行っています。指導者には、琉球フィルのメンバーを中心に、プロの指揮者や演奏家を招き、技術と音楽力の向上に努めています。これまでに定期演奏会の開催をはじめ、多くの演奏会やイベント等に出演。2015年より5年連続で「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を受賞し、2016年・2018年・2022年(2公演)には沖縄県で、2017年と2019年に宮城県にて『「響け!復興へのハーモニー~つながる未来~」岩手・宮城・福島・沖縄の子どもたちによる合同オーケストラコンサート』を開催。
2020年、2021年には音楽を通して世界平和と新型コロナの1日も早い終息、継続的な子どもたちの相互交流を図るため、ハワイユースシンフォニーと日本の姉妹都市のジュニアオーケストラがリモートで共演し、ハワイの番組「Hawai News Now」に出演しました。
また、病院や施設などでの慰問演奏や、国内外で活躍している一流音楽家との交流も行うなど、活動も多岐にわたっています。
子どもたちは音楽をとおした多様な体験により、心の豊かさを育み、喜びを分かち合える仲間の輪が広がっています。


ジュニアジャズオーケストラおきなわ

琉球フィルハーモニックが運営している「ジュニアジャズオーケストラおきなわ 」は、沖縄県・公益財団法人沖縄県文化振興会の沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業「ジュニアジャズオーケストラによる子どもの居場所づくり」として、那覇市若狭公民館区および那覇中学校区の小学生を対象に、2016年10月より活動をスタートしました。(2022年度より文化庁委託事業「地域文化倶楽部(仮称)創設支援事業」として活動)
この事業は、社会(地域)の一番の宝である子どもたちが、多様な音楽による体験・交流の機会をとおして、「自己肯定感」を高め、「心の豊かさ」や「生きる力」を育むことを目的にしています。現在約20名のメンバー、6名のプロ講師、フェロー(ボランティア指導員)で活動しています。
参加している子どもたちの半数以上が初心者ですが、那覇市若狭公民館3階ホールにて週2回の練習会を積み、「若狭地域文化祭」「若狭公民館まつり」などの地域行事や、「まーさんマルシェ」、「ストリートワークアウト 日本大会2018in沖縄」、「ユイマール楽器バンク ありがとう!コンサート」、「スイングコンサート」(サンエー那覇メインプレイス)などのイベントでも演奏しています。