熱演!復興へのハーモニー
今年で3回目をかぞえる『「響け!復興へのハーモニー in沖縄 ~つながる未来~」岩手・宮城・福島・沖縄の子どもたちによる合同オーケストラコンサート Vol.3』(琉球フィル主催/パレット市民劇場 共催)が8月12日(日)那覇市のパレット市民劇場で開催され、子どもたちの熱演に大きな拍手が送られました。
岩手県からエル・システマジャパン「大槌子どもオーケストラ」、宮城県から「仙台ジュニアオーケストラ」、福島県からエル・システマジャパン「相馬子どもオーケストラ」、そして沖縄県から「那覇ジュニアオーケストラ」、賛助として「那覇高校吹奏楽部」が参加しました。
本番の数日前から東北と沖縄に向かって2つの台風が接近、公演開催も危ぶまれましたが、幸いなことに東北の皆さんも無事に沖縄入り、沖縄へ向かっていた台風もそれて、2日間のリハと本番を無事に終えました。
コンサート当日、演奏の前に公益財団法人サントリー芸術財団音楽事業部長 佐々木 亮 様よりご挨拶と「第6回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」の授与式を行いました。3年連続のご支援を賜りまして心より御礼申し上げます。
コンサートでは東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨 等でお亡くなりになった多くの方々、そして公演の4日前にお亡くなりになった翁長沖縄県知事(本公演へご祝辞を賜っておりました)へモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を献奏しました。
琉球フィル事務局長 上原 玲子の司会進行で、クラシックの名曲からゲーム音楽、そして各県縁の曲を演奏。中でも琉球フィルゲーム音楽ディレクター坂本英城氏作曲のゲーム音楽「文豪とアルケミスト」のテーマでは、コンサートマスターを務めている相馬子どもオーケストラの土屋 巳早希さんがソロ ヴァイオリンを担当し、素晴らしい演奏を披露してくれました。
公演の途中では、那覇ジュニアオーケストラの中学生数名で、岩手の大槌町、宮城の仙台市、福島の相馬市について調べ、会場の舞台で発表しました。
コンサートの後半では「パッヘルベルのカノン」「クシコスポスト」「東北3県メドレー」に続いて、那覇高校吹奏楽部員で本公演のために結成された合唱も加わり、「島人ぬ宝」、会場と一体になった「花は咲く」、アンコールの「ふるさと」を美しい歌声で華を添えてくれました。
会場から大きな拍手を受けながらコンサートを終えました。終演後、来場いただきました多くの方から演奏を称える声が寄せられました。
御来場下さいました皆様、協力を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。
公演の様子は沖縄タイムス社の「ワラビー」に掲載されました。