「音楽による子どもの居場所づくり」今年もスタート!
琉球フィルが2年前から取り組んでいる「ジュニアジャズオーケストラによる子どもの居場所づくり」(沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業)が今年もスタートしました。今回はRBC(琉球放送)ニュースのシリーズ「未来への道しるべ」で活動が紹介されました。
この取り組みは、「音楽」に関心を持つ児童が、家庭環境などに左右される事なく音楽に触れ、楽しめる環境を創出することが大きな目的です。音楽をとおした多様な体験と、楽器演奏を習得する過程で、自己肯定感と達成感を感じ、集団での楽器演奏をとおして、協調性や忍耐力を育む、ルーティーン化された空間を子どもたちと一緒に創り上げることを目指しています。さらに、ジュニアジャズオーケストラが地域活動へ積極的に参加することにより、子どもたちの見守りや、地域活動の活性化の一助になればと思っています。
本事業3年目のスタートにあたり、8月26日(日)に那覇市津波避難ビル3Fのダンスルームにてジュニアジャズオーケストラおきなわ那覇ウェストの団員を募る『おしゃべりジャズコンサート&楽器体験』が開催されました。会場には約60名の親子が集いました。
9月2日(日)より約30名の子どもたちで週2回の練習会がスタートしました。
今年から沖縄大学の地域研究所(所長/島村 聡 准教授)が主体となって「アネックス共創館」で取り組んでいる「放課後こくば教室」の中で、ジュニアジャズの活動を取り入れることになりました。琉球フィルからは楽器の無償貸出しと、資料やノウハウの提供、講師紹介などのサポートを行います。
9月7日(金)には『おしゃべりジャズコンサート&楽器体験』が開催され。9月12日(水)より「ジュニアジャズオーケストラおきなわ那覇イースト」として約20名の子どもたちで週2回の練習会がスタートしました。近い将来「那覇ウェスト」との合同コンサートを目指しています。
沖縄大学地域研究所 所長 島村 聡 准教授