「美らサウンズコンサート2020」報告

琉球フィルハーモニックオーケストラ

「美らサウンズコンサート2020」報告

11月29日日曜日、与那原町観光交流施設で「美らサウンズコンサート2020」が開催されました。今年の公演では思いっきりオーケストラを楽しむA公演「わくわく」と、本格的にオーケストラ楽しむB公演「クラシカル」の2公演を1日で開催しました。

A公演「わくわく」では司会の當銘直美さんのナビゲートとともに、クラシックの名曲や映画音楽の演奏。ゲーム音楽では二胡奏者の上地エリサさんをお迎えして、琉球フィルゲーム音楽ディレクター坂本 英城さん作曲の「三國志14」より「中華一統」をお楽しみいただきました。コンサートの中盤には音楽療法士の高良 幸人さん打楽器奏者の赤羽 一則さんによる音楽療法ドラムサークルで体を動かしリフレッシュ。後半は「コンスタントグロウ」さん、大城 智也さんをゲストに迎え、オーケストラと共に素敵な歌声と歌詞に込められた熱いメッセージを会場にお届けしました。また、「パプリカ」をゴスペルシンガーのSAKIさんの歌声と共に、那覇ジュニアオーケストラから2名の団員による手話を披露し、大きな拍手に包まれました。

B公演「クラシカル」では指揮者の松元 宏康さんのナビゲート。前半は琉球フィルに多くの作品を提供している作曲家の新垣 雄さんの「安里屋ユンタ幻想曲」から始まり、ベートーヴェンの「運命」第一楽章、威風堂々第一番、そしてゲーム音楽「三國志14」より「中華一統」を演奏し、多彩なオーケストラの演奏を披露しました。後半では演奏される機会の少ないドビュッシーの「小組曲」。さらにスメタナの交響詩「モルダウ」では曲中に流れる各メロディーを演奏を交えて解説し、最後に通して演奏してお楽しみいただきました。

今年の公演では障害者の方が安心して鑑賞できる環境づくりのほかに、検温・消毒・問診・ソーシャルディスタンスの確保・座席の管理・接触確認アプリダウンロードの促しなど、国や県のガイドラインに沿った新型コロナウイルス感染拡大防止策を行いました。また沖縄ケーブルネットワーク様のご協力のもと、公演のライブ配信も行われ多くの方が鑑賞することができ、公演後には多くの方から嬉しい声が寄せられました。

本公演を開催するにあたり、与那原町様、プロジェクトメンバーの皆様、ボランティアの皆様はじめご協力を賜りました多くの皆様に心より感謝申し上げます。